「パパに言うよ」はNG?ママの心に余裕がないときだからこそ委ねてほしいお父さんの気持ち

「褒めて育てる」がスタンダードな現在の子育ての風潮ですね。

昭和世代の価値観はもう古い…時代ですね。40代の私…ゲンコツは当たり前でしたから…上手くアジャストしていかなければなりません。

褒めて伸ばすも諭して理解させるも、確かに理想的なお話。

とはいえワンオペ育児でやる事盛りだくさんのママからすると、気持ちの余裕もだんだんなくなっていくわけで…。ウチはチビッコ3人が予想外の動きの連続ですから、これまでの間、本当にママは大変だったと思います。

上の子2人(息子(小2)娘(小1)は1歳差ですからもう…喧嘩が絶えず苦笑

お菓子ちょうだいって言ったのにくれない!泣

遊ぼって言ったのに遊んでくれない泣泣

蹴ってきた泣泣泣

バカって言われた泣泣泣泣

ひとつずつなら穏やかに済ませられるんですけどね。たまにコンボで来るわ!数分後には立場が逆転で泣いて来るわ!

とてもカオスで普通な我が家の日常です笑

昔は怖かった私のしつけ

昭和生まれの…というと言い訳がましいかもですが。昔の私は「父親にならねばならない!」と気合満点。

4〜5歳の頃の息子、娘が何か危ないことをしたり、モノを大事にしなかったり、わがまま放題の時には…

「コラッ!!!こっち来い!!!!」

と一喝。泣き止まない子ども達に「泣くな!!!!」と言ってしまったりもありました。

気合入れすぎでしたね…今となっては反省です汗

流石に手をあげることはありませんでしたが、子ども達からすると鬼より怖い存在だったかも?

実際、節分の日に鬼のお面を着けて追いかけたら血相変えて逃げてましたから笑

その後、「虐待のチェックシート」なるものを見つけた私。試しに回答してみると…

当てはまるとこあるやん??汗

「俺が子どものときは…」と言いたくなりましたが、ふと時代変化にようやく気づいたということです。

それ以来は怒るのを耐える…と言うか、「まぁ、子ども時代ってこういうものだよな」と、多少はおおらかに見守る姿勢にシフトしたのでした。

不幸中の幸い生まれたパパに言うよ印籠

仕事が忙しくなり、留守が多くなってきた私ですが、ママは変わらず家事に育児にドタバタの毎日。頼る先もなく、本当にしんどかったと思います。

一方、育ちざかりの子ども達からすると、鬼(パパ)がいないとママにベッタリ甘えてたようで…忙しい傍ら子ども達に愛情を注いでくれるママに、子ども達は徐々にエスカレートしてきます。

冒頭にあったような兄妹間の小競り合いは毎度のことで、なかなかママの言うことを聞かなくなった様子。何度も叱るが効き目なし。そこで家事に追われるママが咄嗟に出た言葉が…

「パパに言うよ!怒」

シーンと静まる家の中…。子ども達は慌ててママの言うことを聞くようになったらしいです。鬼の顔が頭をよぎったのかな??

鬼の帰宅…緊張と緩和の秘技「肩透かし」

様子をLINEで受け取った私ですが、その頃は仏様のような穏やかさを得てますから…どうやって上手く立ち回るかがポイントです。早めに帰って子ども達に今日の出来事を聞いてみます。「お菓子あげなかったって?で、ママの言うこと聞かなかったって?」意地悪なので、チョット低めの声のトーン。

引きつった小さな2つの顔、叱られると覚悟してたんでしょうね。

「で、そのお菓子もうないの?パパのは??無いの〜泣」

「そのお菓子美味しそうだから、お父さんちょっと買ってくるわ!皆んなのも買ってくる!」

思わぬ鬼の肩透かしに、子ども達はすぐに笑顔を取り戻し。ひょっとしたら叱るのかな?と、キッチンから見守っていたママもひと安心の様子でした。

昼間に反省してたもんね。重ねて叱るはしないよ笑

心に余裕がない状況だから「パパに言うよ」は逃げではなく回避

日頃はママが母親だけでなく父親役も引き受けてくれてるわけですから…やる事だらけで余裕がなくなっていくのは当然だと思います。

「褒めて育てる」はもちろん良いこと。褒められて自信を持って育ってくれるのは親としても微笑ましいものです。が、親も人の子。気持ちが張り詰める瞬間があるのですから、すべてを受け入れられない事情もあります。

「パパに言うよ」は責任逃れではなく、気持ちを落ち着けるための回避策。

お父さんは状況を察して、叱らずに解決できる策を考える余裕を持って、ママに変わって子どもに接してあげれば…肩透かしは意外な効果も発揮するものではないかなと思います。

パパが改めて買ってきたお菓子を皆んなで分けて美味しそうに食べながら、今日の出来事で「こうしたら良かったんじゃないの?」と子ども達にアドバイス。落ち着いた状態なら、子ども達もすんなり腹に落ちた様子です。最後は納得の表情でママに謝りに行き、これからのための約束を交わしていたのでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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